日本の金融理論教育をリードするシグマインベストメントスクール


menu

ファイナンスセミナー

プロジェクトファイナンスの管理と不良債権回収の実践

【開催日】 2019年 1月18日(金) 13:00 ~ 16:30
【受講料】 32,400 円(税込)

セミナーの特徴

弊社セミナー「海外ブロジェクトファイナンスの実務」受講者及びプロジェクトファイナンスや不良債権回収に携わる方を主な対象とした海外プロジェクトファイナンス案件の管理と不良債権回収についての実践型セミナーをお届けします。

いかに精緻に組成されたプロジェクトファイナンス案件でも経済危機・市況変動・政変・非効率経営など様々な理由で問題が発生し、プロジェクトスケジュールの大幅な遅れや事業採算悪化等による債務返済不履行や無配となる可能性があります。 特に開発途上国におけるプロジェクトファイナンス案件はこの様なリスクに常に晒されており、参画する企業は不測の事態に遅滞なく適切に対応することがリスク管理上よりも求められています。
本セミナーでは、まずプロジェクトファイナンス契約締結から始まる案件管理の手法と他案件も含めた全社的ポートフォリオレビューのベストプラクティスを紹介します。 そして、案件管理の過程で発生する可能性のある諸問題の早期発見方法や不履行への現実的な対処方法を学びます。 その上で、不良債権回収チーム組成や回収戦略策定を含む不良債権回収のプロセスの要点を押さえていきます。
常に係争や法的措置と隣り合わせの不良債権回収業務では、関連法に準拠した契約条項の注意深い執行が重要です。 また融資や投資についての引当金・時価評価・繰延税金資産の取り扱い等企業経営に大きな影響を与える事項の適切な措置も必要です。 本セミナーではこれらを含む不良債権回収業務での主要留意点も取り上げます。
そして、最後に不良債権回収の実務として四つの主要回収手法を実践的に紹介し、それぞれの回収手法の理解を深めます。

講師は、大手総合商社で途上国向け輸出金融やPPPを含むプロジェクトファイナンスを数多く手がけ、10年間のニューヨーク駐在中には2億ドル超の鉄道車両納入契約管理業務や不振米国メーカーを買収して経営を経験。 帰国後1997年アジア通貨経済危機により発生した自社の巨額不良債権回収業務で大きな成果をあげる。 そして、世界銀行グループで民間投融資を行う国際金融公社(IFC)の不良債権回収専門部隊である特務局に誘われて転職。 11年間のIFC在職中アフリカ・中近東を中心に数多くの問題案件を解決した実務家です。

こんな方におすすめ

  • 海外プロジェクトファイナンス案件に取り組む金融機関・開発金融機関・総合商社・EPCコントラクター・保険会社・法律事務所・会計事務所・コンサルタント等の方
  • 海外不良債権回収に携わる企業の方
  • 広くプロジェクトファイナンスと不良債権回収について理解を深めたい方

実施スケジュール

日 程
  • 2019年 1月18日(金) 13:00 ~ 16:30(3.5時間)
  • ※開始時刻の30分前より、入場できます。
    定 員 25名(先着順。定員を超えた場合、お申込順で締め切らせて頂きます)
    会 場 シグマベイスキャピタル株式会社 教室
    東京都中央区新川 1-3-10 旭ビルディング 5階
    アクセス 東京メトロ 東西線・日比谷線「茅場町」駅 3番出口徒歩3分、1番出口徒歩5分
    JR京葉線、東京メトロ 日比谷線「八丁堀」駅 徒歩8分
    東京メトロ 半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩8分
    詳しい地図はこちら(新しいウィンドウが開きます)

    講師

    小林 文彦

    小林 文彦(こばやし・ふみひこ)

    シグマベイスキャピタル株式会社 フェロー
    国際開発研究者協会(SRID) 幹事
    名古屋工業大学大学院 非常勤講師

    山梨大学工学部機械工学科卒業。同年、伊藤忠商事入社。 インフラプロジェクト課長、アセットマネジメント室長、プラントプロジェクト部門長補佐等を歴任。 その間、海外のPPP(Public Private Partnerships)を含むインフラプロジェクトに携わる。 10年間ニューヨーク駐在。1998年より不良債権回収業務に従事。2002年 Harvard Business School Advanced Management Program 終了。 2004年国際金融公社(IFC)ワシントン本部に転職。2011年 Harvard Business School Africa Business Conference のPanelistに招聘。 2015年IFCを Chief Special Operations Officer(首席特務担当官)として定年退職。 これまでプロジェクトファイナンスや不良債権回収及び開発援助の講義・講演を国際大学、名古屋工業大学大学院、上智大学、山梨大学、JICA、ECFA等で行う。 PPPに関する外務省国際協力局長主催有識者懇談会に有識者として招聘(2017/4)。 国際開発研究者協会(SRID)代表幹事(2019~2023)、キャリア開発事業講師(sridonline.org)、名古屋工業大学大学院非常勤講師(2016~)。上智大学大学院非常勤講師(2019~2023)。JICA民間連携事業部インハウスコンサルタント(2017~)。 主な論文に「プロジェクトファイナンス実務者から見た新興国PPPインフラ事業促進策」(Infrato、2018/3) がある。

    カリキュラム

    • ポートフォリオ管理
      1-1 プロジェクトサイクル概観
      1-2 クロージングから案件管理へ
      1-3 案件管理業務と格付レポート
      1-4 ポートフォリオレビュー
    • 問題発生から回収までのプロセス
      2-1 早期問題発見と不履行への対応
      2-2 不良債権回収チーム組成
      2-3 不良債権回収プロセス
      2-4 自社の立場と他ステークホルダー
      2-5 不良債権回収戦略策定
    • 不良債権回収業務での留意点
      3-1 契約・担保・法制度
      3-2 会計と税務
      3-3 外部専門家と回収費用
      3-4 不良債権の売買
      3-5 株式・出資金
    • 不良債権回収の実践
      4-1 債務リストラによる回収
      4-2 資産売却による回収
      4-3 訴訟・仲裁・示談による回収
      4-4 ローン売却による不良債権処理

    補足: 仕事のコツ

    ※カリキュラム内容は一部変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

    参考文献

    • Cross-Border Debt Restructurings: Innovative Approaches for Creditors, Corporates and Sovereigns
      Author and Editor: Esteban C. Bulijevich (Published by Euromoney Books)

    受講料

    32,400 円(税込)

    【割引料金のご案内】

    • ・本頁下段にある関連講座のいずれかをお申込み頂いた場合、受講料が1割引となります。該当する方は、備考欄にセミナー名をご記入の上、送信してください。
    • ・同一法人から2名以上同時にお申込み頂いた場合、1名あたりの受講料が1割引となります。該当する方は、備考欄に同時申込者の氏名をご記入の上、送信してください。
    • ・お支払い方法「クレジットカード」でお申し込みの方には、割引条件を満たすことを弊社が確認した後、差額分を返金いたします。

    お申し込み方法

    WEB申込

    下記申込みフォームに必要事項を入力し、送信してください。
    (お申し込みボタンを押すと、新しいウィンドウまたはタブが開きます。)
    送信されますと、弊社より確認メールが届きます。

    セミナー お申込み

    プロジェクトファイナンスの管理と
    不良債権回収の実践  お申し込み

    お申込みに関する注意事項

    • 定員になり次第、受け付けを終了いたします。
    • お申込み状況により、延期または中止になる可能性があります。開講前に中止の旨をご連絡しますので、ご了承ください。
      受講料をお支払い済みの方には、受講料を返金いたします。
    • セミナーの開催確定後、その旨のご連絡と併せ「受講証」「請求書(希望された方)」をメールにてお送りします。
    • お支払方法「銀行振込」でお申し込みの方には、開催確定後、受講料の請求書をお送り致しますので、所定の金額を全納してください。
      ※原則、実施日までにお振込をお願い致します。ただし、法人でお支払いの場合は、御社の「締め・支払い」規程に基づき、受講料をお振込頂ければ構いません。

    お申込みに関するお問合せ

     電話番号:03-6222-9841(代)