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プロジェクトファイナンス・シリーズ1

実践プロジェクトファイナンス

~ 海外プロジェクトファイナンスの実務 ~

【開催日・全2回】 2018年 6月22日(金)、29日(金) 13:00 ~ 16:30
【受講料】 64,800 円(税込)

セミナーの特徴

 毎回ご好評をいただいております「海外プロジェクトファイナンスの実務」セミナー、今回は【電力編】と【資源編】に分けて、2日間の連続セミナーとしてお届けします。
 1日目は【電力編】です。海外の電力事業(主に発電所事業。以下同様)の資金調達にはプロジェクトファイナンスが頻繁に利用されています。 海外のプロジェクトファイナンス市場で調印された案件のうち約半分が電力事業です。従って、電力事業は海外プロジェクトファイナンス市場の主流です。 新興国での電力需要は急伸しており、電力供給は恒常的に不足。さらに、先進国や中国では石炭火力発電所から他燃料の火力発電所や再生可能エネルギーの発電所へのシフトが急速に進んでいます。
 本セミナーでは、最新の実例に触れながら電力事業向けプロジェクトファイナンスの重要テーマを採り上げます。 主要リスクの分析、キャッシュフロー分析、ECA(輸出信用機関)の利用、マーチャント案件、さらに石炭火力発電所の気候変動問題まで、今実務で必要な話題をカバーします。
 2日目は【資源編】です。石油・ガス事業向けのプロジェクトファイナンスは石油価格変動リスクや埋蔵量リスクが伴い、発電分野に比べると分析が複雑です。 石油・ガス事業に関わる事業会社にとっては、斯界でのプロジェクトファイナンスがどのように行われているのかを熟知することが欠かせません。 また、レンダーとなる金融機関は、この分野のプロジェクトファイナンスへの理解を深め、参入して収益機会を拡大してゆきたいところです。
 本セミナーでは、石油・ガス事業向けプロジェクトファイナンスの主要リスクや上流部門向けリザーブ・ベース・レンディングを観てゆく他、近年話題となっているFPSOおよびFLNGの近況、北米LNG事業の特徴、LNG長期オフテイクが減少するとプロジェクトファイナンスは成立しないのか、アジアのLNG受入基地、カントリーリスクなどの具体的で最新の実務的なテーマを採り上げてゆきます。
 なお、講師は邦銀、政府系金融機関、外銀等で各国のプロジェクトファイナンス案件を幅広く多数手掛け、『実践プロジェクトファイナンス』および『LNGプロジェクトファイナンス』の著者でもあります。歯切れのよい分かり易い説明に定評があります。

こんな方におすすめ

  • 海外電力事業に携わる企業の方、また同分野のプロジェクトファイナンスに取り組む金融機関の方
  • 海外石油・ガス事業に携わる企業の方、また同分野のプロジェクトファイナンスに取り組む金融機関の方
  • 広くプロジェクトファイナンスについて、理解を深めたい方

実施スケジュール

日 程
  1. 12018年 6月22日(金) 13:00 ~ 16:30(3.5時間)
  2. 22018年 6月29日(金) 13:00 ~ 16:30(3.5時間)
※全2回
※開始時刻の30分前より、入場できます。
定 員 25名(先着順。定員を超えた場合、お申込順で締め切らせて頂きます)
会 場 シグマベイスキャピタル株式会社 教室
東京都中央区新川 1-3-10 旭ビルディング 5階
アクセス 東京メトロ 東西線・日比谷線「茅場町」駅 3番出口徒歩3分、1番出口徒歩5分
JR京葉線、東京メトロ 日比谷線「八丁堀」駅 徒歩8分
東京メトロ 半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩8分
詳しい地図はこちら(新しいウィンドウが開きます)

講師

井上義明

井上 義明(いのうえ・よしあき)

  • シグマインベストメントスクール 副学長
  • シグマベイスキャピタル株式会社 シニアフェロー
  • プロジェクトファイナンス研究所 代表

1984年富士銀行(現 みずほ銀行)入行、プロジェクトファイナンス部、ニューヨーク支店融資課課長、ヒューストン支店プロジェクト&エネルギー課課長(米国駐在7年)、プロジェクトファイナンス部部長代理、同参事役。
2005年国際協力銀行プロジェクトファイナンス部参事(出向)。2006年オーストラリア・ニュージーランド(ANZ)銀行スペシャライズドファイナンス・ジャパン本部本部長。
2017年プロジェクトファイナンス研究所代表。現在同代表として海外プロジェクトファイナンスにつき執筆、講演、研修、コンサルティング、アドバイザリー等に従事。講師歴多数。
英検1級(優良賞)。早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。慶応義塾大学福澤諭吉記念文明塾修了。

主な著書


主な著書・論文

  • 『実践プロジェクトファイナンス』(日経BP社、2011)
  • 『LNGプロジェクトファイナンス』(金融財政事情研究会、2015)
  • 論文:「なぜ交通インフラ事業にプロジェクトファイナンスは難しいのか」(Infrato、2017年4月)
  • 論文:「輸出信用機関とプロジェクトファイナンス」(Infrato、2017年7月)
  • 連載:インフラ情報サイト「Infrato」に『プロファイバンカーの視座』を連載中。

カリキュラム

1日目【電力編】
リスク分析、CF分析、ECAの利用、マーチャント、気候変動
  • 電力案件の概観・特性
    電力案件全般の概観、その特性を確認
  • 電力案件の主要リスク
    スポンサーリスク、完工リスク、販売リスク、為替リスク、カントリーリスク
  • キャッシュフロー分析
    目的、分析手法(DSCR, IRR/NPV、Sensitivity分析、Breakeven分析)、限界
  • ECAの利用
    輸出金融、OECDガイドライン、日本のECA、独自プログラム、実例
  • マーチャント案件の捉え方
    マーチャント案件とは、レンダーの対応、Mini-Permの功罪他
  • 石炭火力発電と気候変動
    COP23、石炭火力廃絶同盟、OECDの対応、金融機関の対応、環境省/外務省vs経済産業省
2日目【資源編】
石油価格&埋蔵量リスク、FPSO&FLNG、LNG受入基地、カントリーリスク他
  • 石油価格変動リスク
    石油価格変動リスクに対するレンダーの考え方を実証的に解説
  • 埋蔵量リスク
    埋蔵量リスクに対するレンダーの考え方を分析
  • リザーブ・ベース・レンディングとは
    石油・ガス上流部門向けノンリコース・ファイナンスの内容を実務的に解説
  • FPSO&FLNG
    近年のFPSO案件の実例および動向、初のFLNGプロジェクトファイナンス案件
  • 北米のLNG事業モデル
    北米に新設のLNG施設の事業モデルの特徴とプロジェクトファイナンス
  • LNG事業に長期オフテイクは必要か
    長期オフテイクが無くなってもプロジェクトファイナンスは成立するのか
  • アジアのLNG 受入基地
    LNG受入基地向けプロジェクトファイナンスのリスクと組成ポイント
  • 実例に基づくカントリーリスク
    戦争・革命、国営企業契約不履行、収用、為替、北米LNG輸出許可取消リスク

※カリキュラム内容は一部変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

受講料

64,800 円(税込)

【割引料金のご案内】

  • ・同一法人から2名以上同時にお申込み頂いた場合、1名あたりの受講料が1割引となります。該当する方は、備考欄に同時申込者の氏名をご記入の上、送信してください。
  • ・お支払い方法「クレジットカード」でお申し込みの方には、割引条件を満たすことを弊社が確認した後、差額分を返金いたします。

お申し込み方法

WEB申込

下記申込みフォームに必要事項を入力し、送信してください。
(お申し込みボタンを押すと、新しいウィンドウまたはタブが開きます。)
送信されますと、弊社より確認メールが届きます。

セミナー お申込み

【プロジェクトファイナンス・シリーズ1】
実践プロジェクトファイナンス お申し込み

お申込みに関する注意事項

  • 定員になり次第、受け付けを終了いたします。
  • お申込み状況により、延期または中止になる可能性があります。
    開講前に中止の旨をご連絡しますので、ご了承ください。
    受講料をお支払い済みの方には、受講料を返金いたします。
  • セミナーの開催確定後、その旨のご連絡と併せ「受講証」「請求書(希望された方)」をメールにてお送りします。
  • お支払方法「銀行振込」でお申し込みの方には、開催確定後、受講料の請求書をお送り致しますので、所定の金額を全納してください。
    ※原則、実施日までにお振込をお願い致します。ただし、法人でお支払いの場合は、御社の「締め・支払い」規程に基づき、受講料をお振込頂ければ構いません。

お申込みに関するお問合せ

 電話番号:03-6222-9841(代)