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ストラクチャード・ファイナンス用語辞典

リース

リースとは、機械などの物品を利用者に代わってリース会社が購入し、借り手に一定期間有料で貸し出すことを内容とする契約です。主に、高額な機械(産業機械、工作機械など)やパソコンなどの情報通信機器といった、技術進歩の速い機械の導入に利用されます。ファイナンスリースオペレーティングリースに大別されます。

ファイナンスリースの基本スキームは、図1の通りです。リース会社が物件を買い取り、ユーザーに金利を付けて貸し出す形式をとります。これにより、ユーザーは、初期投資を回避出来ることになります。ファイナンス色の強いリースと言うことが出来ます。

図1:ファイナンスリース
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図2は、ファイナンスリースとオペレーティングリースの違いを示しています。

ファイナンスリースは、リース物件のすべての価値を契約期間のリース料の総額に組み込むタイプのリースです。一方、オペレーティングリースは、リース物件の一部の価値だけをリース料の総額に組み込む仕組みとなっています。中古市場が存在し、将来の中古市場で公正市場価格が見込まれる汎用物件に対して、リース会社が将来の中古価値(残価)を負担することにより、ユーザーにリース期間中、有利なリース料で該当物件を使用させる仕組みとなっています。

航空機のように、一機数百億もするような物件で、かつ中古市場も整っているようなケースでは、特に利用価値が高いリースと言うことが出来ます。

一般に、オペレーティングリースの主なメリットとして、次のことがあげられます。

  • 物件価格から残価を控除してリース料を算出するため、割安なリース料で物件の使用が可能です。
  • 自由なリース期間の設定が可能です。
  • 国際会計基準上のオフバランス処理が可能です。
  • リース期間終了後は、2次リース・買取・物件返却のいずれかを選択することが可能です。

図2:ファイナンスリースとオペレーティングリースの比較
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