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金融エンジニアリング キーワード解説

現在価値

金融商品の価格はその商品が生み出すキャッシュ・フローの「現在価値(Present Value)」であると言われる。モノやサービスの価格が、そのモノやサービスと同価値のお金を表しているのに対し、金融商品の価格は将来受取るお金と同価値の現時点でお金を意味するところからの表現である。

お金は、同金額ならば、それを受取る時点が現在に近いほど価値は高い。その理由は、国債等の(ほぼ)無リスクな運用手段により、現時点の X 円は将来必ず X+α に増やすことができるからである。この考え方から、将来時点で受取る X 円の現在価値を求めるためには、その期間に対応する金利で割り引けばよい、という考え方が導かれる。

ただし、実際の金融商品から生み出されるキャッシュ・フローにはリスク(市場リスク、信用リスク)が付きものであり、リスクによっても現在価値は影響を受ける。一般にリスクは現在価値を減少させる要素になるが、どれだけ現在価値を減少させるかの定量化は難しいことも多い。また、デリバティブのプライシングなどでは、このようなリスクに対しての減価をしない市場(いわゆるリスク中立世界)を仮定してプライシングをする手法もある。

現在価値に対応して「将来価値(Future Value)」という言葉が使われることもある。これはある現在価値のお金が将来時点でいくらになるかを表す表現である。

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